発刊にあたって
矢冨 裕(東京大学病院検査部)
第 1 章 総 論
1. 一般検査学総論-尿検査中心に-
伊藤 機一(大東文化大スポーツ・健康科学部)
2. 慢性腎臓病の概念と検査
柴垣 有吾(東京大学病院血液浄化療法部)
3. メタボリックシンドロームと尿検査
菊池 春人(慶応義塾大学臨床検査医学・中検)
第 2 章 尿検査・腎泌尿器系疾患
1. 尿定性検査の現状
高橋 勝幸(日本大学板橋病院臨床検査部)
2. 尿蛋白分画による各種腎症の病態解析
芝 紀代子(文京学院大学保健医療技術学部)
3. イベントフリーの老後と尿検査
下澤 達雄(東京大学病院検査部)
4. 異型細胞の鑑別ポイント-崩壊所見を示す異型細胞検出の重要性-
八木 靖二(癌研有明病院臨床検査第I部)
5. 尿中に認める寄生虫
福富 裕之(エフティービー科学)
6. 尿沈渣検査から推定できる病態と病期
宿谷 賢一(東京大学病院検査部)
第 3 章 髄液検査・中枢神経系疾患
1. 標準化のための髄液一般検査
大田 喜孝(聖マリア病院中央臨床検査C)
2. 髄液細胞診でわかる中枢神経系の病態
大田 喜孝(聖マリア病院中央臨床検査C)
3. 自動血球計数装置を用いた髄液細胞検査
奈良 豊(埼玉医大総合医療C中央検査部)
4. 遺伝子検査の基礎とその実際-髄液遺伝子検査を例として
横田 浩充(東京大学病院検査部)
第 4 章 糞便検査・下部消化管疾患
1. 便潜血検査の現状
久野 豊(順天堂大学順天堂医院臨床検査部)
2. 大腸癌健診における内視鏡検査と免疫学的便潜血検査の実際
高橋 秀理(平塚胃腸病院)
3. よく見かける寄生虫卵の検出法
野崎 司(東海大学大磯病院中央臨床検査科)
第 5 章 臨床医が必要とする臨床検査
1. 糖尿病内科医が必要とする一般検査
方波見卓行(聖マリアンナ医科大学代謝・内分泌)
2. 腎臓内科医が必要とする一般検査
石橋 由孝(東京大学病院腎臓内分泌内科)
3. 小児科医が必要とする一般検査
鮎沢 衛(日本大学小児科)
4. 泌尿器科医が必要とする一般検査
久米 春喜(東京大学泌尿器科)
5. 脳神経外科医が必要とする一般検査
矢向今日子(東京大学脳神経外科)
第 6 章 尿沈渣検査症例報告
1. 繰り返す急性腎不全の1例
宿谷 賢一(東京大学病院検査部)
第 7 章 尿沈渣検査の自動化の効果的な運用法
1. 尿沈渣自動分析装置の歴史と現状
菊池 春人(慶応義塾大学臨床検査医学・中検)
2. 尿沈渣検査の自動化の効果的な運用法-採尿法について-
田中 雅美(東京大学病院検査部)
3. 尿沈渣検査の自動化の効果的な運用法-システムロジックについて-
米山 正芳(杏林大学病院検査部)
第 8 章 尿・髄液検査の24時間体制
1. 日大板橋病院における尿・髄液検査の24時間体制
福田 嘉明(日本大学板橋病院臨床検査部)
2. 東京女子医科大学病院における尿・髄液検査の24時間体制
横山 貴(東京女子医科大学病院中央検査部)
第 9 章 一般検査の実例と工夫
1. 膣成分過剰混入時の尿沈渣検査の対応は
星 雅人(岐阜大学病院検査部)
2. 脳室ドレナージ検体の検査のすすめ方
金澤めぐみ(埼玉医大総合医療C中央検査部)
3. 上部消化管出血の検出はどうするか
堀田 真希(大阪大学病院医療技術部検査部門)
4. CAPD排液検体はどこまで検査するか
横山 貴(東京女子医科大学病院中央検査部)
5. 穿刺液検体の比重と総蛋白の関連性
米山 正芳(杏林大学病院検査部)
6. 髄液細胞の保存
田中 雅美(東京大学病院検査部)
第 10 章 これからの尿検査
1. 尿中ジアセチルスペルミン測定の意義
丸山 篤芳(三重大学病院中央検査部)
2. 尿路細胞におけるヘムオキシゲナーゼ-1
油野 友二(金沢赤十字病院検査部)
3. 尿シスタチンC測定の有用性
永友利律子(東京大学病院検査部)
第 11 章 一般検査をさらに発展させるために
1. 一般検査領域のエビデンス
三宅 一徳(順天堂大学臨床検査医学)
2. 認定一般検査技師
今村 文章(健康保険諫早総合病院検査部)
3. 大学における一般検査教育
戸塚 実(東京医科歯科大学保健衛生学)
4. 検査室における一般検査教育 特に尿沈渣検査の教育について-東大検査部の事例報告
宿谷 賢一(東京大学病院検査部)
5. 形態検査におけるISO15189の必要性
北川 隆(シスメックス 学術本部)
【詳細目次】
臨床検査 Yearbook 2008 一般検査編