発刊にあたって 渡辺清明・和田英夫
第 1 章 未来のDIC
1. 未来のDIC:DIC学の近未来像 丸山征郎(鹿児島大血管代謝病態解析学)
第 2 章 総論:診断基準
1. 厚生省DIC診断基準とISTHのDIC診断基準 和田英夫(三重大臨床検査医学)
2. 救急領域の DIC 診断基準 丸藤 哲(北海道大 救急医学)
第 3 章 概 念
1. 臓器障害/多臓器不全とDIC 岡本好司(産業医大第一外科)
2. SOFAスコア 小池 薫(東北大救急医学)
3. SIRSからDICへの移行 真弓俊彦(名古屋大救急部, 集中治療部)
4. 慢性DIC 川杉和夫(帝京大学内科)
5. pre-DICで治療すべきか 兼児敏浩(三重大学病院安全管理室)
6. 何故, 感染症の DIC は難治性か 江口 豊(滋賀医大集中治療部)
第 4 章 検 査
1. DIC診断における止血系分子マーカーの有用性 朝倉英策(金沢大第三内科)
2. 凝固マーカーと凝固波形解析 松本剛史(三重大第二内科)
3. 線溶系分子マーカー(第二の線溶系も含めて) 窓岩清治(自治医大分子病態治療研究)
4. 組織因子(CD124)と炎症 今村隆寿(熊本大分子病理)
5. 分子マーカーの標準化 片桐尚子(慶應義塾大中央臨床検査部)
6. DICの新しいメディエーター:アナンダマイドとHMGB-1 丸山征郎(鹿児島大血管代謝病態解析学)
第 5 章 治 療
1. 低分子ヘパリン 中川 克(立命館大学保健センター)
2. アンチトロンビン濃縮製剤 岡嶋研二(熊本大病態情報解析学)
3. 合成プロテアーゼインヒビター 高橋芳右(新潟県立加茂病院)
4. ダナパロイドナトリウム 射場敏明(順天堂大 浦安病院外科)
最後に-研修指導の立場からの提言- 松尾収二(天理よろづ相談所病院臨床病理)
【詳細目次】
DIC診断・治療に対する戦略的プロジェクト-診断基準の改訂,および最新の検査と治療-